― 回想 ―
[それは、まだ村に来てすぐころ。
人付き合いにあまり興味がない青年とはいえ、引っ越しのあいさつ回りくらいはした。
半分は、薬が必要そうな住人がいれば売り込もう、だなんて魂胆もあったのだけども。
そんな青年にとっては、パメラの様に色々聞いてくれる存在>>197はある意味ありがたかった。]
ああうん、いわゆる常備薬だったらなんでもあるんだけども。
傷薬とか、熱さましとか、痛み止めとか、ね。
目のお薬かぁ……。
どういう症状か、にもよるけども。
詳しく聞かせてくれるかな?
てかお家の方かな?だったら、直接見せてもらう方が早いけども。
[とはいえ、目の治療薬なんてあまり聞いたことがないし、弱視なら治すよりも眼鏡でも作った方が*早いだろうとは*。]