ー夕方・集会所ー
[『選抜』という言葉を口にした時、一瞬彼女の表情が変わった気がしたがすぐに笑顔が帰って来た>>314
あまり言わない方がいい事だったのだろうか?そうだとしても私には気に留める事ではない、あの人を探す障害にならなければの話だけど]
ん、あ、ありがとう
[なんだかここに来てから褒められてばかりでなんだか変な感じだ
首は別に痒くないがそう勘違いされそうな位には首を摩りっ放しになっている]
ん〜…ここには人探しに来たんだ、凄く大切な人
この村にいるかもしれないって事以外何も掴めてないけど、絶対見つけるって決めた
助けを申し出てくれるのは嬉しいけど…色々とややこしいというかなんというか…どう言えばいいんだろう…
[首に下げたロケットを優しく握り懐かしそうに、しかし思い出すのを躊躇う様に話す
話そうにも話せない、なんとも複雑な心境だ
今更”今の話は忘れて”等言うのも妙だ、一先ず彼女の反応を待ってみる事にした]