―厨房にて―[まず手に取ったのは、安物の赤ワイン。] 艦長のところにあるのは、 こんなのとは比べものにならないのだろうな……。[そんなことを零しながらも、まずは下準備と鶏肉をワインに浸す。そして別のワインにライムの果汁と砂糖を加え、厨房にあるフルーツを入れて軽く煮込んだ。アルコールを飛ばし過ぎない程度にコンポートを作り、皿に取る。] ん、こんなもんかな。 アルコールが少し残っているから、 酒が弱い相手には食べさせるなよ。[小皿にとりわけ、シュテラにも進めてみたり。]