― 回想:マーティンとの電話 ―
[Nルームに向かいながら掛けた通話が無事、マーティンにつながり。>>335
アリーセが無事だと聞けば、ホッと安堵の息を零すだろう。]
もう、心配したじゃない。
……でも、無事でよかったわ。
彼女、具合でも悪いの?
……というか、マーティン貴方、
アリーセと面識あったのね。
[最後の言葉は、心底驚いたような声で言う。
それは通話から聞こえてくるマーティンの声が、心の底から喜びを表現しているようで。
船に乗っていた際に、仲が良かったのかなぁなんて思ったのだ。
勿論、答えによっては、首を傾げることになると思うけれど。
そして、気を失ったと聞いていたため、彼女の容体についても確認を。
何事もないと知れれば、ならばどうしてだろうと思うかもしれないが、一先ず無事を喜んだだろう。]