― 学校跡地付近・帝国側 ― [炎上する学校跡に、動揺が広がっている。我らも公国側に、と訴える部下に、首を振る] ――……こちらの警戒は、引き続き怠るな。 ここで背後を付かれたら事だ。 手の空いたやつは消火に回れ。 報告はこまめに上げろ。……浮足立つなよ。 [前線の状況は――……、俺が、焦ってどうする周囲に合わせて少し浮きそうな心を、ぐっとこらえ。状況の捕捉に努める]