[そのとき、背後から聞こえた足音に、振り返らずに――警戒は続けたままに――、目を見開く。]>>343 クレステッドさん、来たら危ない! こいつは――人間じゃない。[どうしてこんなところに。ああいや、分かる。議員のときも、武器庫の爆発のときも、そうだった。また駆け付けてきてくれたのだ、戦いは得手ではないはずなのに。彼のハーランに投げる問いかけを聞きながら、ハーランのこたえを聞きながら、>>347もし何かあったなら、彼だけは、庇わなければと、引き金に指はかけたままで。]*