っ、ローさん!
[強い力で手首を握られ、走り出そうとしていた足はつんのめって思わず転んでしまう。
なにするんですかー!と見上げれば、予想外に厳しい顔で俺を見ているローさん。>>347
まだ握られている手への力は緩まない。
その厳しい瞳を見て、先ほど言われた言葉を思い出した。
「殺すよ」>>310
信用していないと。
間近で怪しく輝いた金色の瞳。
首に当たっていた冷たい爪の感触がよみがえる。
思わず空いている方の手で首をさすりながら、]
そういえばさっき、邪魔をすれば殺すって言ってたけど…
俺、『人狼』に殺されるなら、貴方達の糧になるなら本望だよ。