[少しの余裕の合間にウェルシュを見る]
さっきぶつけてたろ、大丈夫かい?
悪いね、これがアタシの操縦でさ。
[そう言って軽く笑った。
気を付けて、とウェルシュが声を上げた時>>328は操船に集中していたために声が届いておらず。
そのため、ウェルシュの横で艦長が「波如きで倒れんよ、波よりも荒いからな、奴の操縦は」なんてことを言ったのも気付いていない]
もっとしっかり掴まってな。
この先は、こんなもんで終わらないからね。
[言って、視線は再び前方の海域へ。
速度は通常より上げてはいるものの、ヴァイスメーヴェの特徴となる駿足は未だ隠したまま。
ヴァイが遅れずついて来ているのが隠れ蓑になっているはずだ。
気付かれていなければ、これはまだ切り札となり得る]