人狼物語−薔薇の下国

312 ルー・ガルー戦記 7 〜攘夷/開国篇


山岳の民 ヴェルザンディ

[なお、里に戻った後、両親双方にこっ酷く叱られたのは言うまでもなく。
二度と外の者に近づくな、と古老たちにも言われた……けれど]

 ……ダメだよ、それじゃ。
 このまま、外の事、ほとんど知らないままでいたら、ダメ。

[叱られて凹むどころか、逆に意気は上がっていた]

 今のまま、新しい流れを拒むだけじゃ、風はいつか澱んじゃう。
 そう、ならないように……外に出て、色々、勉強したい!

 そういう事が出来る場所があるって、前に来たおにーさんが言ってたでしょ!

[以前、古の民の消息を求めてやって来た学館の生徒がいた。
彼から、『もし、興味があるならシュビトの学館においで』とそう、聞かされてからずっと疼いていた想いを勢い任せに叩きつけ。

当然の如く、大騒動に繋がったものの──結果。
ある事を条件に、学館への入学は許可されて。
そうして、真白の小猿と共に学館の門を叩いたのはそれから一月ほど後の事]

(352) 2015/03/11(Wed) 23:23:33

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