―――…や、待って…これ…!!
[まさか徒歩ではないとは思っていたが、
二人の身が淡く輝くと>>338異変に驚いてもがいた。
人ではなくなった事を痛感する一瞬でもある。
形を変えていく自分自身を見るのも恐ろしくなって、
強く強く相手にしがみ付いては何も見えないようにと
顔をその胸に押し付けた。
だから、夜空へと消え行く瞬間の出来事は見えていない。。
どこからどこまでが自分自身で、彼なのかの区別が全く
付かないままの夜空の旅は恐怖でしか無かった。
――…彼なら分かるのだろうか?]
[聞いてみたい。]