またいつか、ここに家が立ち、人が集い、灯りがともり、煮炊きの煙が立ち上る日が来るだろうか。俺たちが過ごした小さな巣に似た雛の仮宿が出来ることも。願わくば、その時は、家族と友、愛する人々がいつまでも笑顔で……香り豊かなお茶と珈琲を楽しむ日々が続きますように。