人狼物語−薔薇の下国

389 ルー・ガルー戦記 8 〜海峡攻防戦〜


ウルケル海軍中尉 シロウ

 居場所、か。
 うん、そうだな、そういうのあれば、いいな。

[家のような場所。故郷のような場所。
身体に、心に、記憶に。
そういうものがあれば、例え、一時崩れても、人は持ち直す。
支えとはそういうものだ。

医師として、少年が記憶を取り戻すべきか否かは、男も判断できなかった。
心が選んだ選択肢なら、今のままがいいのでは、と。

だが、心はいつか取り戻すことを選ぶかもしれない。何かのきっかけで目覚めるかもしれない。
その時は、支えは必要だ。]

(351) 2015/11/07(Sat) 20:02:49

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