[リーザがヨアヒムの元へ飛び込んだのが視界に入る。
動揺するあまり反応出来なかったがよろめく身体を見てナイフを奪い取る隙があれば、と。ヨアヒムを見据える。周りに危険が及ぶ事を考え、何よりもヨアヒムが人にナイフを向けて欲しくないからだった。]
処刑をするのは、人狼だ。オットーも言う様に目星が付かない内からそんな危ないもんを振りかざしてどうする。取りあえず、ソイツを降ろせよ。
一先ず、話し合いを――。
[ゲルトの遺体からは何の手かがりも見つからなかった。何の情報が無いまま、話し合いをして何になるというなるのか。
どうしようもない事を話していると自覚はありながらも説得を続けた。正解が分かる筈もなくて答えるのを避けた。
君への投票にも辞さない>>348、と言ったニコラスを見てサッと顔を青くする。]
ヨアヒム、止めろ!
[ただ、訳も分からず必死だった。]