人狼物語−薔薇の下国

335 【飛入歓迎・RP重視の推理村】夢現の村【守護獣と死神の恋と試練】


【形】人形使い ゾフィヤ

[人形の動かし方を覚えた頃の夢だった。
『彼女』はいつも、笑ってくれた。その笑顔を見るのが、ほんとうに、ほんとうに、大好きだった。

星の赤い薔薇。楽しんでくれるひとの笑顔。
そんな取りとめもない追想に、ふと、昨日山道で出会った彼らの顔が――夕陽のように鮮やかな髪が、雪のような白の毛並みが、浮かぶ]

あんなふうに……

[『楽しませてくれて、ありがとう』>>331、ディーはそう言った。
驚いた。彼女の芸は、人を驚かせたり関心を買うことはあっても、楽しんでくれるひとはそれほど多くない。子供に泣かれることも日常茶飯事。
投げかけてくれたその言葉は、彼女の『夢』に近いところにあったから、そのことにも――驚く。]

『子どもの頃一度見たきりの人形劇を思い出せるなんて、その人形使いと人形はとても幸せだね。
そんなお客さんに会えて』

[そう言葉を返した。]

(351) 2015/05/09(Sat) 21:26:22 (zelkova)

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