旅人 ニコラス

[それから少し目をそらしたあと、カタリナだけに聞こえるように囁く。]

だけど残念ながら人狼も一頭見つかった今の状況で、村にとって重要なのは霊聴の耳より俺！　狼占の眼だ。っつーわけで、申し訳ないけど俺の盾になってもらう。

その代わりって言うのもアレだが、オメーが生きていたら村にもたらされたかもしれねぇ情報は、代わりに俺が伝えてやる。ま、こんな占いの使い方は本意じゃないんだかな。

[俺はひらひらと手を振って、羊飼いへ別れを告げた。

さすがになんだこいつって呆れられたか、嫌われたか。

でも大切な存在を罵倒した俺>>326>>327は、信頼も評価も地に落ちているだろうから、もういいや。*]