ん、そうだね。最近、妙に「こちらの仕事」も活発になってきて、軍の人達が今迄以上に、皆苛立っているように思える瞬間もある。
フェルゼンベルクの川向こうは、国境だからね。
もしここを落とされると……いや、やめよう。そんな不吉な話は。
「僕の故郷は、実はシュヴァルベに近いのですが、今は学生以外はなかなかそちらにいく許可も出ないそうですね。
でも、夏になったら、仕事の関係で、店から学校へ物資を運び込む予定があるから。
何としても、そこに潜り込ませてもらうように交渉するから…その時に、再会できることを楽しみにしています。
また、皆で、カフェオレでも淹れて積もる話を交換しましょう。」