― どこか・ギィと ―
[風のよく通る場所に赤い髪が揺れている。王子の寝室を出て、あれこれ人と話しをした後で、ふと ギィと話しをしたい…と思って探してみた。背後からそっと声をかける]
ギィさん…。
今回は…色々…ありがとうございました。
私、ずっとギィさんに守って貰ったような気がしているんです。
鑑定師の名乗りの時…
それから、リエヴルさんが「騎士」を名乗った時…
あの時、クレステッドさんが騎士だとは知らなかったけれど
ギィさんが騎士かな…って思ったぐらいに。
[そっと近寄ると、肩を並べる位置に近寄って]