人狼物語−薔薇の下国

548 飛天虹路 ―聖竜王国深淵行―


鋼鎧の騎竜師 ハンス

"ちゃんとリュストを、お前の竜を見ろ"

[そんな自分に対し言葉を投げ掛けてくれたのは。
 リュストの親を相棒とする先達だった]

"いいか、護り手と共に在る竜には、多かれ少なかれ危険がつきものだ。
 どんな竜だって、それでも信頼に足る相手でなきゃ、背には乗せねぇもんだ"

[豪快だがどこか大雑把だった先達の、その時ばかりは真剣だった目を思い出す]

(そうだ、やっぱり思い上がりだ)
(誰もが皆、自分の出来る精一杯をやっている)

(その中で、俺とリュストの選んだ場所が、ここなんだ)

(349) 2021/05/18(Tue) 23:17:55

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