"ちゃんとリュストを、お前の竜を見ろ"[そんな自分に対し言葉を投げ掛けてくれたのは。 リュストの親を相棒とする先達だった]"いいか、護り手と共に在る竜には、多かれ少なかれ危険がつきものだ。 どんな竜だって、それでも信頼に足る相手でなきゃ、背には乗せねぇもんだ"[豪快だがどこか大雑把だった先達の、その時ばかりは真剣だった目を思い出す](そうだ、やっぱり思い上がりだ)(誰もが皆、自分の出来る精一杯をやっている)(その中で、俺とリュストの選んだ場所が、ここなんだ)