[ヨアヒム>>342に、厳しい目線を向ける。]
俺は、短慮はやめろと、それだけしか言わない。
そのナイフで誰を殺す? 何故殺す?
誰の言葉を聞いた? どうして他の奴じゃない?
ただ殺せば助かると、そんな理由のナイフなら許さない。
[何が正しいのかは、わからない。
わからないから考えても無駄だろうか。……否]
……投票やそれによる処刑に、俺は反対していない。
それで俺が殺されても、構わないと思っている。
考えるつもりだよ。どれほど俺の票が重いのか知らないけれど。
それでも今のままなら、危険因子という理由で、君の名を書くことを辞さない。
[投票箱を見る。望むなら、自分の名を書いてもいいのだと。
――そう言ったこの時には、まだ自分に降りかかる運命を、予期していなかった。]