[オットーが使ったティーカップを片付けつつ、アルビンはそろそろ来る頃だろうか?と思考をめぐらせる。先月会ったときに秋用のレタスの種を注文したから、宿屋に来る前、もし会えた場合を想定して、料金はちゃんと持ってきてある。] じっちゃもアルビンさんが外から持ってくる話、楽しみにしているしな。[モーリッツは普段は話す専門だが、アルビンに対しては拝聴の姿勢を取る。やはり村の外の出来事は珍しいらしい。片づけを終わらせると、食堂の椅子に腰を下ろして、紅茶をお代わりした。]