[ずどん!!という甲高い轟音を響かせた。数名の者が何が起きたかもわからぬまま、鉄の玉に鎧兜ごと貫かれて倒れ伏す。]…なるほど、タイガがいっていたのはこういうことか。[別世界。あるいは、あいつが過去からきたのであるように、未来からの者]…くく…呵呵呵…時代はそっちに移ってくってぇわけかい。[笑いながらも、火縄銃という未知の武器に兵が動揺し、撃たれ、いいように時間稼ぎをされている前衛をみながら、思考は対策を考え即応しはじめる。遠目にみていてもわかることは]