[紡がれる言霊に応じ、ふわ、ふわりと淡い紫の光が周囲に漂い始め。最後の一文が紡がれると、漣の如き動きで周囲に散って行った。広範囲に広がり、周囲の力の波形を辿る術。他者の魔力に大きく干渉する事もあり、ここまでは使うのを躊躇していたのだが]……最も力あるものに特定されているなら、気にしても仕方ないし……。[そんな割り切りもあって、使うに躊躇いはなかった]