もう諦めたさ。 ……どうせ俺は。大人になる前に死んでくから。[そう、達観した息を零しながら聴診器の肌寒い感触を受けていた。聴診の結果は、少し宜しく無いか、それとも此処まで来れる分、マシだろうか。風邪薬があるなら苦く無いと助かる、なんて考えていた**]