…?奇妙だな。撃ち方、やめ。
[距離が狭まれば砲撃精度は上がる>>323
ゲオルグがこれまで帝国艦隊と距離を置いてきたのは、ひとつには「砲撃精度を上げさせない為」でもあった。
つまり、長大な距離を挟めば挟むほど、砲撃を命中させることは難しくなる。ましてやここはグロル海峡、海峡特有の風が吹く。そうした特殊条件に鑑みれば「命中率が低いほど」ウルケルの砲は有利に働くはずで、男はそれを最大限に利用しようとしていたのだ。
もっとも、そうとばかりは言ってられない…と、腹を括って砲撃戦として応じてもみたものなのだが。]