[ふと、声を聴いた気がして視線を横へ向けた。砂の上、真白いものが転がるように駆けてくる。>>333その姿に、記憶の未知の部分が揺らいだ。] おまえは、[小さな妖精と、それを追ってきた青年へと、順に視線を投げる。] 俺と運命を交錯させるものだな。[断定の口調で、"初めて見る"彼らに声を掛けた。]