[そういえば、彼らが討伐を終えた後、一度転移陣で神殿へと戻るのか、ここに留まって次なる試練に移行するのかも聞いていなかった。
行き来する時間、世界樹を上る苦労を鑑みると、恐らく留まることにはなるのだろうが――
彼らの負傷と同程度、懸念するのは食料のこと。
サバイバルに必要な、小腹を満たす程度の食料の用意はあるけれども、育ち盛りの少年少女の胃袋にはいかがなものか。]
最悪、世界樹の住人に交渉したり
手伝いしたりして分けて貰えばいいのかな…
[いずれにせよ、『言霊石』は此処に在る。
そう遠くないうちに次なる指示は飛ぶだろう。
今は奮闘する候補生を信じて待つだけだ。*]