[ジムゾンが、ディーターとオットーの会話に割って入ったことで、オットーは一旦ディーターに対する態度を変えたようだ。ジムゾンは意識してやったことなのかどうか分からなかったが、感謝の視線を向ける。さすが神父だと。]
ジムゾンさん、おれも同じ意見です。
推測の時点で無闇に騒ぐと、真実を見失いかねない。結社に連絡したなら、専門の知識を持った人がそのうち到着するでしょう。
[アルビンがその結社に関係する人物とは考えもせずに告げた。月一で村を訪れる知り合いがそうとの意識がなかったから。おまけに結社に所属する人の外見を、眼鏡をかけた、くそ真面目で頭が固そうな研究者っぽいのを想像しているし。]