[自分達を必死に庇おうと言葉を紡ぐレジーナ>>336には悪いと思う。
しかし転がり出した石は止められない。無言で首を横に振ることで答えとし、紅茶を淹れに行く>>337背中を見送った。
そんな問答が交わされている間の、いつ頃だったか。
ディーターの落ち着いた声>>343が耳に入って、そちらに視線を向けたあと頷く。]
もちろんです。
[嗚呼、やはり先輩とも兄とも思っていた人だ。自分の考えはとっくに見抜いていたのだろうと何故か悟った。
>>344に”はい、ありがとうございます。”と頭を下げながらも。ちくりと胸が痛んだ。]