―寄り道の甲板―[空に紛れて気配を殺し、その手の機銃を構える。狙うのは、勿論。]キミだよ、参謀サン…?[言葉と共に引鉄を絞る。弾は寸分狂わず彼―否、“彼女”の右足に触れかねない場所へ。]最初で最後の警告だ、░▓▒▓此れが序章《ouvertüre》か、終焉《finale》か。好きに選ぶといい。―選ぶならば、ね。[声はそこで終わり、言葉を置きざりにしたまま立ち去った]