尻尾生えてる タクマ

ベル>>342
……待て。待ってくれ……。ベル、一体何を言っているんだ？
[頭の理解が追い付かない。「わたしがきらいならはっきり言って」と彼女はそう言ったが、そんなこと言った覚えはないのだ。しかし]

[目の前で泣いている彼女を、ぎゅっと抱きしめた。悲しみを吐き出す彼女の姿が、あまりに痛々しくて]

ベル。聞いてくれ。
[抱きしめたまま、言う。声が震えそうになる。また拒絶されたら、と思うだけでどうにかなりそうだ。それらをすべて、ねじ伏せて]

嫌うなんて、あり得ない。
俺は、君のことが好きだ。