[ やがて、守護者とのやりとりを経て王の側へと立ち戻ったジルから送られた礼に>>325男はいや、と首を振った。 ]私は戦闘以外では役に立ちませんからね。この程度のフォローは当然です。[ 怪我のことを問われれば、見た目にも解るだろう、軍服の裂けた数カ所を軽く摘んで、笑う。 ]擦り傷だけです。私は傷の治りが早いですから大丈夫。それより、御自分の身を大事に、力を温存してください。守護者殿の言葉通りなら、恐らくこの先は、もっと「ヤバイこと」になるでしょうから。