[そうして] ミリアム少尉、[と最後に呼んだのは、最初の報をもたらした相手の名だった。定位置のように馴染んでいる帆柱の上に立つ翠色の髪の部下へ] おまえは、引き続き其処で哨戒の任にあたれ。 ――――頼むぞ。[彼女の目の良さには何度も助けられている。信を含めた響きを口にしてから。ロー・シェンは静かに東南東を睨み遣った**]