人狼物語−薔薇の下国

144 クルースニク、襲来!


聖光の ユーリエ

[ 吸血鬼になってでも、とは望まない。

 吸血鬼でしか出来ないことを誰ひとりちゃんと答えてくれなかった。
 では、それはやはり人間の人生にくっついてくるオマケでしかない。
 人間の人生で短すぎるという者は、魔物になって永遠の時間を手に入れても、どうせちゃんと使えないのだ。

 それに、ユーリエは人間の側に立っていたい。
 魔物をも救済すると決めたが、それはあくまで「世界に生きる隣人のひとつ」としてなのだから。
 でも。
 でも。 ]

 ……私、勿体ない生き方をして来たわ。
 もっといろんな物を見たり、触ったり、離したり、
 知ったり、食べたり、走ったり、
 したら良かったなあ。

[ 湿っぽくならないようにせっかく笑うのに、勝手に涙がこぼれて。 ]

(345) 2014/02/27(Thu) 16:40:08 (karyo)

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