― とある日 ―[ 逡巡の果て小さく紡がれた声に>>331彼は笑みを深める ]やれば、出来るじゃねえか。[ からかうような言葉の声音はひどく柔らかい ]ファミーユ…[ 彼もまた、普段はあまり呼ばぬ呼び方で少女を呼んで、そっと、紅くなった頬を指先でなぞり、囁いた ]俺は…生涯、お前を護る。俺の愛しいクイーン…**