[マリエッタの返事(>>315)に頷き、そしてアリーセへと視線を向けて再度頷いた。
軽くネージュの首を撫でてやれば気持ち速度を上げる。
あまり急ぐとアリーセを振り切ってしまうし、万が一本当に敵がいて正面からぶつかるわけにもいかない。
急く気持ちを抑えながら視線は鋭く前を向く。
気のせいならそれでいい。
いくら馴染みの深い村とはいえ、軍人以外の見知らぬ人が訪れる事もあるだろう。
今回もそうれであればいい。
間抜けだと笑って、砦へと帰還してラートリーに怒られて。
それで済むのならば。]
そうだな、アリーセは一緒にいてくれないと困る。
[共に在れば護る事も出来る。
危険な目に合わせたくないと思いながらも隣にいる安心感も捨てられないのは。
結局のところ護るよりも共に戦う方が好ましいと、そういう事なのだろう。]