私は此れより、王国の為の戦争を始める。[吹いた風に揺られた白金の中、曇り無き瞳を男は覗かせる] 此れまでと比べ物に為らん大規模な物となるだろう。 中では決して無視できん数の血も流れるだろう。 然し、これが今、ナミュールと云う王国の為には最善と。 私はそう信じて戦いを始めるのだ。[それは王国の為と云う意志に、揺らぎの無い瞳の熱。男は善者でも徳物でも決して無い。然し王国を思う心だけには何の偽りも含まれてはいないからこそ。今、三白眼の双眸は熱をあげる。来る戦いの気運に高まる様に]