―― 恐らくは、少し先のことと、むかし ――
[ドロシーを警備用ドロイドとストレッチャーに託してメイン・サロンに送り届けたあと>>242
(あの後急加速して、盛大に爆走していったとは知らない)、
副艦長室に至る道筋の傍らで、メイン・サロン界隈に“ベルガマスコの姿”がないかはちらと見た。
どうしてもドロシーの身の安全は気になっていたから。
何の物陰であったか、あるいはすれ違いか、
ベネディクトやハーランとの一幕は気付かずに去ってゆく。
ガートルードの二通目のメッセージに気づくのも、もう少し先のこと。>>262>>263
まずは副艦長室へと駆けているところ。
だから、スノウから渡された船内の者のリストを一覧するのは、まだ少しばかり後のことになるだろう。]