へっ?先々代さまの時に…?
えー、おかあさんそんなの教えてくれませんでした…
なんでかなあ。
[むう、と顔をしかめる。
おにいちゃんに教わったキックは割と綺麗に入ったようだ。
おにいちゃん、私やったよ。
どうやら勘違いらしかったけど、私は謝らないでいいだろう。
何故か渡されたスクール水着といい香りのする花の咲いた枝を手に、なんとなくそう思った]
あっ、領主さま、また今度、おかあさんの若い時がどんなだったか教えてくださいね!
[あのおかあさんにも子供時代があったんだなあ。
今度、おかあさんにも昔話を聞いてみたいな。
お仕事の話も一緒に出来たら楽しそうだ。
本当に、なんで教えてくれなかったんだか…]