[怒り任せに払った拳。 単純なだけに、衝撃も粗野。 斃す為の一撃ではなく、発散の意図を孕んだ力が騎士を壊す。 最早、些細な負傷など気にすることなく。 そのまま二体目に肘を入れ、群がってきてた甲冑らを退け。] ………、……魔王様のお許しがあれば、 俺は今、貴様らと決着をつけても構わんぞ?[揶揄は其処>>335彼処>>336から飛んできて。 思わず漏らすは、低い唸り声。 ―――― 尤も、 大事と小事を弁える王>>333が、物事の優先順位を違える筈もないが。*]