……ハーラン君。
[ ディークとは対照的に、静かに呟く。
昨日ベネディクトが武器庫の方へ、ハーランがその後
を追ったのは見ている。]
武器庫の爆発は逃れられたようだね。無事で何より。
随分と酷い有様だったみたいだけど。
……で、一つ聞いてもいいかな。
昨日君と一緒にいたベネディクト君が
今日には何処にも見当たらないのだけれど。
……そのことについて、何か知っているかい?
[ 普段と変わらぬ様相で、嫌味を込め語り掛ける。
──答えは分かっているが、どう答えるのか。
距離を保ち、レーザーナイフの出力を即座に
オンに出来るよう柄に手を掛ける。]*