派手な、不意打ちだな。 ちょっと足元が揺れるぞ。[気にされない、脅威と思われてないなら利用しよう。幸い頭は味方が抑えているのだ。城壁の上に立つように、シュテルンと足元が隆起し、石壁がうまれていく。壁に埋め込まれたいくつかの箱。そして後ろには下におりるための階段と、数多のバリスタや投石器といった攻城兵器。そしてそれらを操るような兵隊。] なんとも贅沢だ。……想像だしいいか。[ついつい部隊の数よりも、その経費を考えてしまうのは、職業病だろう。]