うん――部屋に戻れば、メスが何本かある。
航行中の研究に必要だといって、
持ち歩かないという条件で認めてもらったのだがね。
[その他、何種かの薬品類も自室まで持ち込んではいるが]
まあ、本来、獣を仕留めるには、大口径の実体銃が最適なのだが……、
[ぽつり呟いたのは、辺境惑星の調査行で得た経験のひとつである。
レーザーをはじめとする光学兵器は、物理的な衝撃がほとんどない。
このため、中枢神経を撃ち抜きでもしないかぎり、基本的にはストッピングパワーに欠ける]
ま、訓練を受けていない私が用いても、自分の足を撃ち抜くのが関の山だ。
状況がもっと切迫したならば、そうも言ってはいられないだろうが――、
[と、カレルの、武器を融通するとの申し出(>>339)は、ひとまず断った*]