人狼物語−薔薇の下国

497 堕天の服従試験


蒼眼の天使 カレル


  いや、……だ、……そんなの、しない。
  ぼくは、……ならない。

[ 「逆鱗に」たった一言で熱を帯びた頬も
 青ざめてしまう。
 唇を噛み締めれば人の子の流す血のような
 においを感じて眉間に皺を寄せる。

 絆されかけた純情がきつく紐を結び直し
 尾骶骨から臀部に触れた男の手を払う。
 天使の手で傷付け下ろすことが出来ずとも
 ほんの少しでも触れられたくなかった。 ]

(343) 2018/03/20(Tue) 11:30:51

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