― 回想/若年稽古 ―[稽古が本格的なものへと移ったのは、争乱が落ち着いてからのこと。集まる顔触れは、一人、欠けていた] …………[稽古が出来るようになってからしばらくの間、オクタヴィアスは剣を持つことが出来なかった。その間は盾だけの稽古を続けて、再び剣を持つようになったのは移住する2年前。父から緑風信子石があしらわれたショートソードを与えられてからだった]