人狼物語−薔薇の下国

168 グラムワーグ・サーガ


騎士 ヤコブ

[不意にふつりと怒りが湧いた。
突然襲ってきた相手への怒りが。
訳の分からない状況への怒りが。
何もできないでいる自分への怒りが。]


 ―――な、 なんなんだよ!
 なんでなんだよ!なにしてんだよ!
 なんで殺すんだよ!なんでだよ!!
 やめろよ馬鹿!くそったれ!!なんとか言えよ、おい!!

[かっとして剣を握って斬りかかろうとするのを、誰かの手が止めた。
振り払おうとして振り払えず、噛みつくように吠える。
頭の中がぐちゃぐちゃで、真っ赤な死が目の前を塗りつぶしていた。]

(343) 2014/03/28(Fri) 15:53:24

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