[渋滞無縁の猫道めいた梁の上を歩いているとき、サシャの声がした。>>325文言は不明瞭でも、その声に滲む切迫感を聞き洩らしはしない。とっさに踏み出したところで、前方の人影に気づいた。>>268] 俺ともあろう者が、この距離まで気配を察知できなかったとはな![尻のシルエットがなんとも魅力的なのはさておき、女は剣を帯びている。サシャを狙って忍び寄ったのだ、と錯覚した。]