人狼物語−薔薇の下国

389 ルー・ガルー戦記 8 〜海峡攻防戦〜


モルトガット皇帝  アレク トール

− 進発前 −

[友軍機が旗艦のマストの上を旋回し、母艦へと戻ってゆく。
機体にペイントされたマークを確認せずとも、それがセルウィン機であることはわかったが、着水の乱暴さは彼らしくなかった。]

 
  ──、 “小鴉”のセルウィンに隊の任務を離れてここに来るように申し伝えよ。


[軍に入らずとも、飛行機を与えて”小鴉”として同行させることもできたのだが、セルウィンは律儀に入隊していた。そわそわと初給料の使い道を検討していた姿を思い出す。
その辺の経済観念は孤児院育ちゆえなのだろう。

勤務中に呼び出せば飛行隊のルーチンワークを崩すことになるが、どのみち機体の修理の間はどこへも行けまい。
迎えのランチを送り出す。]

(342) 2015/11/07(Sat) 18:34:19

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