…やってくれるじゃねぇか。[馬首を返し、今度はゆっくりと歩ませながら暴風を視界に入れる。口元に浮かぶは、猛獣の笑み。]おまえと死合うのは楽しいなぁ。たまんねぇよ。[楽しげに言う間にも、右の肩からは規則的に血が溢れている。深手は自覚していた。得物を取り落すことだけは意地で避けたが、重いハルバードを振り回して戦うのは厳しい。]