召喚酔い、とは。
[ディークが発しただろうその表現に、思わず真顔になる。]
なるほど、戻すのが一番だったのですね。
ありがとうございます。
手間をかけさせてしまい、すみませんでした。
[それから、ディークのほうを向いて、]
酔わせ?てしまったのはすみません。以降気を付けます。
服は自分の好みのものを自分の世界から調達してくださいよ。
そんなびりびりに破られたシャツを見て私は悲しいです。とても悲しいです。
シャツが可哀想だし、作った職人も可哀想だし、わざわざ調達してきた私も可哀想です。
肉は自分の世界に帰ってから食べてください。私は金欠です。
念のために数時間は再召喚しませんのでゆっくりおやすみください。
―――言の葉は風に乗り道を作る。
隣人なるものよ お帰りください
あなたに良き旅を