人狼物語−薔薇の下国

497 堕天の服従試験


蒼眼の天使 カレル


  ちが、――そんな顔、してなど、

[ 通常鈍い筈である感覚が
 研ぎ澄まされている理由を追いかける事を
 拒む。

 卑猥な顔と言われて羞恥が滲み
 隠そうと空から顔を背け俯くのは
 天に秘密を抱えたと告げているような
 ものだというのに自覚などしない。

 ただ、本能が、これ以上触れられてはならぬと。
 器に触れる手の重みに花の香りが一層強くなった。 ]

(342) 2018/03/20(Tue) 11:29:13

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